短期間で長距離メンバーが用意した余興

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短期間で長距離メンバーが用意した余興

    ●困ったときはやっぱり歌を●


    新郎から、僕と友人の男性メンバー4人で余興をしてくれという申し出があったのは、学生時代のゼミ仲間の忘年会でした。本人たちも準備にバタバタしていたようで、そのときには式の1ヶ月半前を切っていました。急な話だったので、みんな「聞いてないよ!」と大騒ぎしつつも時間は無情に過ぎてゆきます。当時は、メンバーのなかに福岡や富山に転勤していた奴らもいたので、相談はすべてメールでおこなわれました。
    まず僕が、時間がないからやはり歌がいいんじゃないか、と提案しました。曲は、大学の校歌は寒いし、定番の「乾杯」か「らいおんハート」にしようか等と話し合った結果、ノリがよくみんなが知っているように少し古めのものということでTOKIOの「LOVE YOU ONLY」に決まりました。ギターができる人がいたので、伴奏をつけようかという話もありましたが、ギターが荷物になるということで却下。
    そのうち、ただ歌うよりも一言ずつスピーチを入れた方が、新婦側への新郎の紹介にもなっていいのではという声が出ました。しかし、スピーチと歌で時間をダラダラ使うよりは、歌だけですぱっと決めたいという意見に落ち着き、折衷案として新郎と新婦をモチーフにした替え歌ということになりました。



      ●ギリギリで歌詞が決定●


      歌うときの服装は、サテン地のきらきらしたシャツを色違いで着ることにいったん決まったのですが、イメージ通りのシャツがなかなか見つからなかったので、上半身裸でその上にスーツの上着を羽織ることになりました。「お」「幸」「せ」「に」と書かれた文字をそれぞれ背中に貼って、歌い終わったら上着を脱いで後ろを向いてその文字を見せるということになっていたので、裸の方が文字をテープで貼りやすく、結果的にはよかったです。
      替え歌の歌詞は意見を出し合って決めていきました。まず、元の歌詞の「君」を新婦の名前に、「僕」を新郎の姓に変えました。新婦の名前は呼び捨てにするか、それでは失礼だから「さん」づけにするかということでも意見が分かれました。結局は、語呂をよくするため「さん」はつけませんでしたが。ほか、「熱い恋」を「結婚」に、「駅」を「ゴール」に変えるなど、歌詞が最終的に決定したのは本番の二日前でした。

      ●ほぼぶっつけ本番で大成功●


      先ほども書いたように、地方に住んでいたメンバーもいたので事前に4人で集まることはできませんでした。だから、当日の朝9時ごろに新宿のカラオケボックスに集まって最初で最後の練習をおこないました。式は午後2時か3時からだったと思います。
      余興はなんとか成功し、会場は思いのほか盛り上がってくれました。新郎の親戚のおじさんが、退場のときに「よかったぞー」と声をかけてくれたのが嬉しかったです。
      歌詞が決まってからもっと時間があれば、スライドで歌詞の字幕を用意し会場の人達にも一緒に歌ってもらうということができたかなと思います。
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