懐かしのグッズに思い出話が花開く

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懐かしのグッズに思い出話が花開く

    ●段ボール箱から出されたモノは?●


    軽快な音楽とともに登場したのは、滑車つきの荷台を押すひとりの男性。その荷台には巨大な段ボールが乗せられていました。そして音楽が止まるとともに、荷台を押す男性はクラッカーを鳴らし、荷台に乗せられた段ボールのなかから、男性がもうひとり登場しました。「てじなーにゃ」というかけ声とともに…。以上、ここまでの内容は非常にチープなものでした。しかし、じわりじわりと盛り上がるのはここからなのです。

    ●箱のなかから懐かしのグッズが次々登場!●


    段ボールのなかの男性は、簡単なあいさつを終えると再び段ボールのなかにうずくまり、「てじなーにゃ」というかけ声とともに、顔を出しました。手にうちわをもって。このうちわにプリントされていたのが、キンキキッズの堂本光一くんです。そして、会場に設置されたスクリーンにも、堂本光一くんが映し出され、続いてナレーションが流れました。
    「1979年1月1日、この日にキンキキッズの堂本光一くんが生まれ、そして新郎の田中光一くんが生まれた…」というように。
    端的にいってしまいますと、この余興は、それぞれの年を反映するグッズとともに、新郎・新婦が駆け抜けた時代を振り返ろうという主旨のものです。光一くんに続いては、ローラースケートやビックリマンシール、ブルーハーツのCDなどの懐かしのグッズが箱のなかから取り出され、その都度スクリーンには新郎・新婦の思い出写真やその当時の社会を思い出す写真が映し出されていきました。そしてこれらのグッズは、各テーブルに回されていき、思わぬところで私の役に立ったのです。



      ●会話の種となった余興ネタ●


      一見懐かしいだけに思えたそれらのグッズは、同席者との会話の種になってくれたのです。実は私を含めて、私が座るテーブルに集められたのは、新郎・新婦のどちらか一方としか面識をもたない人たちばかりで、要するに全員が初対面です。唯一の共通項といえば、ほぼ同世代なことでしょうか(といっても、同席者の年齢は22〜34歳ですし、「同世代」とはなかなか無理矢理な言い方ですが)。ですから、テーブル内の会話は特に盛り上がることはなく、ただただ時間が経過していました。しかし、この余興に入った途端に、懐かしさのせいか、みんな妙にテンションが上がってしまい、会話のネタが次から次へと出てきたのです。お互いの年齢も堂々と公表していましたしね。なんだか一気に打ち解けた雰囲気に変わりましたよ。
      特に、新郎の大学時代の思い出グッズ「黒くて分厚いノート型パソコン」には盛り上がりました。なぜなら、私はパソコンはもちろん電化製品全般が好きで、そして隣席の新郎の会社の後輩くんもなかなかのメカオタクだったからです。ですから、それ以降自作パソコンの話で大いに盛り上がってしまいました。

      ●「世界の一つだけの花」を歌う花道●


      そしてこの余興の最後には、素敵なサプライズもあったのです。それは、段ボールいっぱいのミニブーケを乗せた荷台の登場です。しかもこのブーケは会場の人たちへのプレゼント!しかしそれだけではありません。ブーケはのち程、新郎・新婦への最後のプレゼントに花を添える役目も果たすのです。
      披露宴が終ったあと、私たちはふた手に分かれて並び、花道を作って新郎・新婦を送り出したのですが、その際に歌ったのがSMAPの「世界の一つだけの花」です。そして、手には色とりどりのミニブーケをもちながら歌いましたよ。長く続く花道で、みんなで一緒に左へ右へとミニブーケを揺らす光景は本当にキレイで、まさに“花道”となりました!
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